2024年2月12日(月) 鶴の里

周南市八代で越冬するナベヅル。八代のツルおよびその渡来地として国の特別天然記念物に指定されています。
2月12日現在で4羽と今季は数が少ないですが八代で冬を越しています。
先日、鶴の監視所で見学者にナベヅルの説明をする「ツルの里案内人」を務めてきました。これはNPO法人 ナベヅル環境保護協会が行っている取り組みです。私は去年からナベヅル環境保護協会の活動に関わっていて今回はじめてツルの里案内人を務めました。
この日は広島県や山口市、防府市、周南市など色々な場所からナベヅルを見学しようと監視所を訪れる人の姿がありました。
今シーズンのナベヅルは監視所から遠い場所にいて観察しにくい状況が多いのですが、ナベヅルを一目見る事ができると皆さん喜んでいたのが印象的でした。
八代で過ごしたツルが繁殖地のシベリアに渡る北帰行は例年3月下旬。八代でツルを見ることができるのもあと1カ月ほどになりました。現在4羽と寂しい状況ですが、ここ最近は北帰行間近に八代に新たなツルがやってくるパターンもよくあります。ツルが増えて賑やかになって北帰行を迎えてほしいと願っています。

担当:吉田(祐)