2024年4月16日(火) みんなのふるさと

わが社の話題でなくて恐縮ですが、山口県内の風物詩や伝統芸能などを撮影して放送する番組があります。このタイトルが「みんなのふるさと」です(ちなみにわが社には同趣旨の番組で「ふるさとの風景」があります)。これは番組のBGMでもある曲のタイトルで、1979(昭和54)年に旧国鉄山口線にSLやまぐち号の運転開始に合わせて、「夏みかんの花」とともに山口県民の愛唱歌として作られ、「四季の歌」で有名な芹洋子さんが歌っています。当時私は小学1年生で給食の時間に毎日のように流れていたのを覚えています。現在はアレンジを変えたカラオケが山口県庁や県の出先機関で電話の保留メロディーに使われていたり、県警察音楽隊の演奏会で耳にしますが、発表当時にレコードが出た以外はCDやデジタル音源もなく聴く機会が少ないのが残念です。作曲は山陽小野田市出身の音楽家、田村洋さんで、作詞は県内在住の一般の方ですが、SLや県内の豊かな自然が歌詞に表れていて山口県のよさを改めて感じます。記憶が間違っていなければ作詞者の方は1999年に岩国市をメイン会場に開催された県民文化祭の舞台演劇の脚本を手掛けられていて、そのタイトルが「木組みの虹」。錦帯橋の木造のアーチ構造をたとえた巧みさに驚いたのを覚えています。それにしてもやはり錦帯橋と桜は似合いますね。

担当:高木